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住居確保給付金の条件・金額・申請方法【退職後最大9ヶ月の家賃補助】

※本記事は広告(PR)を含みます。

退職後に収入が途絶えると、家賃の支払いが最初の壁になります。住居確保給付金は、生活困窮者自立支援制度のなかの家賃支援で、自治体が大家・管理会社へ直接家賃相当額を支払います。東京23区の単身世帯なら月53,700円・最長9か月で最大約48万円が対象です。受給には収入・資産・求職活動の条件があり、支給額と可否は自治体や個人の状況によって変わります。申請先はハローワークではなく「自立相談支援機関(各市区町村の生活困窮者支援窓口)」です。

この記事の要点:

  • 対象:離職・廃業後2年以内で収入・資産が一定基準以下の方
  • 支給額の上限は地域・世帯人数で異なる(東京23区単身で月53,700円)
  • 申請先は自治体の自立相談支援機関。詳細な可否は窓口で確認
目次

制度の基本構造

住居確保給付金は、生活困窮者自立支援法に基づく制度です(厚労省 住居確保給付金)。給付金が受給者本人の口座に振り込まれるのではなく、自治体が賃貸人(大家・管理会社)へ直接支払う仕組みのため、住まいの確保に使途が限定されている点が特徴です。

制度が設けられた背景には、離職や廃業によって収入が急減した場合、家賃の滞納が住居喪失に直結するという問題があります。失業保険(雇用保険の基本手当)が振り込まれるまでには数か月かかるケースがある一方、家賃の支払い期限は毎月訪れます。その空白を埋める役割を担うのがこの制度です。

受給期間は原則3か月で、状況に応じて最長9か月まで延長できます。延長には収入状況の報告と求職活動の継続が必要です。9か月の延長を使い切った後でも、状況が改善していない場合は再申請の制度が設けられています(再申請には別途厳格な要件があります。詳細は窓口で確認してください)。

コロナ禍を機に適用範囲が広がり、現在は「個人の意思に反して給与等を得る機会が減少した場合」も対象に含まれています。雇用保険の被保険者であった正社員・パートに加え、一定の条件のもとでフリーランスや自営業の廃業者も申請できます。

支給上限額(地域・世帯別)

支給上限は、厚生労働省の住宅扶助の特別基準に準拠して地域・世帯人数ごとに設定されています。実際の家賃が上限を下回る場合は家賃の実額が支給されます。上限を超える分は自己負担です。

地域 単身者上限/月 2人世帯/月 最大9か月(単身)
東京23区 53,700円 64,000円 約483,300円
大阪市 40,000円 48,000円 約360,000円
名古屋市 37,000円 43,000円 約333,000円
政令市以外 30,000〜35,000円 35,000〜43,000円 約270,000〜315,000円

上限額は自治体ごとに設定されており、表中の金額は参考値です。最新の上限額および実際の支給可否はお住まいの自治体窓口で確認してください。

また、上限額の算出根拠となる「住宅扶助特別基準」は、地価や家賃相場に応じて定期的に見直されています。地方の小規模自治体では独自の上限額を設けているケースもあるため、自分の居住地の窓口への事前確認が確実です。

受給条件の確認ポイント

主な受給条件は以下の通りです。収入・資産の基準は自治体によって異なります(厚労省 生活困窮者自立支援制度)。

離職・廃業に関する条件

離職・廃業から2年以内であること、または給与等を得る機会が本人の意思に反して減少した状態にあることが求められます。退職から時間が経ちすぎると対象外になる点に注意が必要です。また、離職等の前に世帯の主たる生計維持者だったことが条件となります。単身世帯の場合は自分自身が該当します。

収入・資産に関する条件

月収が一定の基準以下であることが求められます。基準額は「住宅扶助特別基準額+地域の最低生計費の合計」の目安で設定されており、東京都単身の場合は月約13.8万円以下が目安です。金融資産(預貯金等)についても上限があり、東京都単身の場合は50万円以下が目安とされています。

これらの数値は自治体や改定時期によって変わります。正確な基準は必ず窓口で確認してください。

その他の条件

住居を失っているか、失うおそれが明らかな状況にあることが必要です。現時点で家賃を払えている状態でも、今後の支払いが見通せない場合は申請の相談ができます。また、誠実に求職活動を行う意思があること、受給開始後にハローワークへの求職申し込みを行うことも条件です。

申請窓口と手続きの流れ

申請の起点は、お住まいの市区町村に設置された「自立相談支援機関」です。自治体によって「生活困窮者支援窓口」「くらし相談窓口」などの名称が使われています。市区町村の生活福祉課・社会福祉協議会が窓口を兼ねているケースが多く、電話で事前に場所と持参書類を確認するとスムーズです。

申請の流れは以下の通りです。

  1. 居住地の自立相談支援機関へ相談(電話または来所)
  2. 申請書類の準備:離職等証明書・収入申告書・資産申告書・賃貸借契約書・本人確認書類(運転免許証等)・通帳の写し など
  3. ハローワークへの求職申し込み(審査後の継続条件にもなる)
  4. 審査・支給決定後、自治体から賃貸人へ直接振り込み

必要書類は自治体ごとに異なるため、来所前に問い合わせて確認することが大切です。家賃の支払いが厳しくなる前の早期相談が、審査期間の余裕につながります。

受給中に課される義務

住居確保給付金は、受け取った後も継続して義務を果たすことが求められます。給付はあくまで就労・自立に向けた支援であり、活動実績がなければ支給が打ち切られることがあります。

  • 月4回以上の求職活動:ハローワークへの来所、求人への応募・書類送付、ハローワーク以外の職業紹介機関の利用など
  • 月1回の自立相談支援機関への面談:担当者への状況報告
  • 活動記録・報告書の提出

面談では、求職活動の内容(日時・応募先・方法)を確認されます。記録は日時と内容をあわせて残しておくと、報告書の記入や面談がスムーズになります。延長審査では活動実績が重要な判断材料になるため、継続して記録をつける習慣が大切です。

就職が決まった場合は速やかに支援機関に報告します。就労収入が一定額を超えた時点で支給が終了します。

失業給付・他の公的支援との関係

住居確保給付金は、雇用保険の失業給付(基本手当)と同時に受け取ることができます。ただし、失業給付の受給額も収入として合算されます。合算後の収入が基準額を超えると住居確保給付金は受け取れなくなるため、失業給付と組み合わせる場合は窓口への事前確認が確実です(ハローワーク インターネットサービス)。

生活保護との関係では、生活保護を受給している場合は住居確保給付金の対象外になります。一方、住居確保給付金を受給しながら生活保護の申請をすることは制度上可能です。ただし、双方の受給要件・タイミングは複雑なため、担当窓口に状況を正直に伝えて判断を仰いでください。

緊急小口資金や総合支援資金(社会福祉協議会の貸付)とは、原則として重複なく組み合わせることができます。家賃以外の生活費が不足している場合は、これらとあわせて相談することをおすすめします。退職後の給付金や手続き全般については、以下の記事も参考にしてください。

収入が途絶えた時期にスキルアップや資格取得を検討する場合は、公的給付と組み合わせられる職業訓練・スクール制度の活用も選択肢のひとつです。高等職業訓練促進給付金等の対象可否はスクールの種類や自治体によって異なるため、公式サイトと自治体窓口で確認してください。

子育てと両立しながら学び直したい場合、ママ向けのオンライン講座で無料カウンセリングを受ける選択肢もあります。

インターネット・アカデミー MamaEdu|無料カウンセリング(公式)

高等職業訓練促進給付金などの対象可否は公式サイトと自治体窓口で確認してください。

本記事は一般的な情報の提供を目的としています。受給の可否・金額は個別の状況や自治体により異なります。個別事案はお住まいの自立相談支援機関または専門家にご相談ください。本記事には広告(PR)が含まれます。

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この記事を書いた人

仕事リサーチ編集部
「働き方の意思決定を支える中立調査メディア」を運営する独立系編集部です。退職代行サービス・転職エージェント・労働法・副業・給付金など、働き方にまつわる重要トピックについて、業者や弁護士事務所、転職エージェントと利害関係を持たない第三者の立場から、一次情報に基づく検証記事を発信しています。
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退職代行/転職エージェント/労働法/副業・給付金制度
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